【隊長の長文レポート】 ~別府大分毎日マラソン2020~

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「隊長」ことアラ還の前田が、疲れるほどの長文で各地のレースをレポートします!
今回は、2/2に開催された「第69回別府大分毎日マラソン」です。

日本で4番目に権威のある別府大分毎日マラソン、参加資格が緩和されたとは言っても過去2年以内にグロス3:30以内の記録が無いと参加できません。
(カテゴリー4(3時間~3時間半)は定員2200人なので、クリック合戦にも勝ち抜く必要があります・・・)
かろうじてサブ3.5を維持している僕レベルのランナーではサボっていると完走すら出来ないので、この大会に出続けるために日々精進することができるという霊験あらたかな大会でございます。

僕は冬の恒例行事にしておりまして、今回で8年連続の出場です!
今年もチームメイトが多数参戦、知ってるだけで12人。
僕は土曜日に東京から空路単身で乗り込み、小倉やら別府やらで三々五々落ち合いながら受付会場の別府ビーコンプラザへ。

ランナーの広場で受付を済ませてから、参加特典の食券500円分でランチがてらの地元グルメをいただき、それぞれ前泊のお宿へ向かいます。
僕ら4人は最も別府らしい温泉街、鉄輪温泉の看板猫女将「ゆずにゃん」がいるお宿「ゆの香」さんでまったり過ごせました。

さて当日、超晴れ男の僕、今回もやっぱり晴れです(^^)(過去フルマラソン93回で雨に降られたのは8回くらい)
快晴微風、気温アラテン、言い訳できない絶好のコンディションです。
別府駅で大きな荷物をロッカーに預けて身軽になり、北浜まで10分ほど歩いてシャトルバスに乗り込み、スタート会場のうみたまごまでは15分ほどで到着です。過去最高のエントリーと言ってましたが4000人程度なのであまり混雑しません。チームのみんなと海を眺めながら支度してアップして記念撮影して、スタートブロックへ向かいます。

暖かいのでウェアは最も薄い半袖Tシャツのみ、手袋もアームカバーも不要、軽量化のためスマホもウエストポーチもなし。短パンポケットにガス欠対策のカントリーマアム2枚のみ仕込み(結局これも食べず仕舞)、手持ちでアミノバイタルゼリー。
ブロックは持ちタイム順のゼッケン位置がビシッと決められており、役員さんがコールしながら整列させていきます。と言っても整列後またトイレに行く人もいたりして多少は乱れますが。

さあ12時ジャストにスタートです。遠くてピストル音よく聞こえません。笑。今回僕は左端のポジションだったので、走り出したら真ん中へんは渋滞してるのに端っこはある程度流れて、あまりつっかえず走り出せました。次回へのTIPS。

今回は20キロまで24分半ペース厳守のつもりだったので、後方の未登録速いランナーがバンバン抜いていきますがじっと我慢します。
しばらく走った歩道橋の下が第1応援ポイント、しかし応援団の順子はんは先に別の人を見つけたのか、そっちに気を取られてたので、僕から声をかけました。(^^;)

ちびちび飲んだゼリーのゴミを最初の給水所で捨てて身軽になりましたがまだ抑えます。
対向車線にトップグループが現れ、後続も次々に。ハルオくんやおぐさん、もといくんを見つけて「ファイトー!」。他は見つけられず。
さて第一折り返し、すぐ10キロ地点。バッチリ24分半ペース。でも後ろの対向車線を見るとほとんど人がいません…。ほぼ最後尾追走ですな。

まだまだウォーミングアップタイム、自重自重と周囲にあわせて走りやすい路面の滑らかな部分を選んで脚を温存しながら淡々と進みます。
また別府タワーに戻ってきました。ここが第2応援ポイント、順子はん発見。「がんばってやー」「はーい!」てな感じですが。(^^)

市街地を離れてうみたまごまでの海岸線区間、ペースの合うランナーの斜め後方の楽なポジション(風除けにもなってもらいながら前方はよく見える)を選んで省エネ走法です。
うみたまごにも「もう着いたわー」みたいな余裕の到着、ここからはリミッターを外して体感的に楽なペースで走ることにします。前レースの「はが路ふれあいマラソン」では20キロ過ぎて調子ガタ落ちになりましたが今回は大違い、脚軽い軽い。大阪ハーフでもやった「前方ランナーロックオン作戦」で気持ちいい感じで前へ前へ。仏崎の路面バンク区間もなるべく水平な箇所を選んで走り、いよいよ大分市内に下っていきます。

2年前に月曜観光で寄った大分県立美術館前を過ぎ、左折するとそろそろ28キロ?
このへんが第3応援ポイント。中央分離帯のある道の左車線を走っているのですが順子はんは反対側にいるので遠目でした。両手を上げてアピール。
調子が良い時の常として、前にいるランナーがみんな失速しているように見えるので空いている場所を選んで前へ前へ出ていきます。

早くも30キロ地点、ここまでの5キロが24分8秒。最速や!
3年前に故障明けで出場を敢行して肉離れを起こしリタイアした地点も何事もなく通過します。この余裕度ならグロス3.5切りは堅そうです。後は無理せず流してもいいのだけど、せっかく調子いいので、生きのいいランナーさんを拾いながらペース走感覚で35キロの折り返しを目指します。折り返し点の手前には2ヶ所、橋越えのプチ坂があります。普段ナイトランしている川崎のマイコースの折り返し坂に比べれば緩くて短く、難なく通過します。でもこの坂で周りのランナーはてきめんに落ちていきます。僕も去年は脱水してあんなんやった。

心拍見ても無理してない状態で無事に35キロ折返しに到達、関門制限まで貯金3分以上あります。残り7.2キロを38分なら余裕で大丈夫やなー。おまけに今年は珍しく東風で、折り返してからゴールまで追い風という贈り物つき。帰り道の橋越えプチ坂も失速することなくクリア、もう周りは失速ランナーだらけで気持ちよくごぼう抜きです。一部の快走ランナーでミニトレインを組んでぐんぐん行きます!

「あと5キロ」の看板がありました。撃沈してると残り距離に途方に暮れるのですが、今日は「あとたった5キロかい!」てなもんで1キロずつカウントダウンモードです。体感で快調に走れているのはわかるので、時計は見ずに前の爆走ゼッケン「4811」に離されないようくらいついて走る走る。40キロ地点3:16台。

酸欠の脳で考えます。

おお、このまま残り2.2キロ10分くらいで行ったらネット3:25台いけるかもやん。心拍もオーバーヒートしてないようなのでもう一段ギア上げます。空いてる左車線に入って踵上げを意識してストライドを広げ、失速ランナーには目もくれずフォームのいいランナー目指して距離を詰めます。

あ、もう41キロ地点。この先の橋の手前で右折したら競技場まで堤防沿いのビクトリーロード。撃沈してると長いけどスパートしてるとあっという間。あ、順子はんや。「土佐さんとニッシーすぐ前!」
ん? ニッシーはともかく土佐さん?

もうスパート中で周りに誰がいるかわからんちん、とにかく向こうに見えるバスの手前が入り口やろから、そこまで行けばあと400m。

さあ入った!

ゴール済みのランナーがトラック内側から声援を送ってくれます。なんか呼ばれたような気がしたけど近くのランナーとのデッドヒートで忙しい(^^;)(宮ちゃんだったらしい)
トラック最内レーンは失速ランナーがよろよろ走ってるので2〜3レーン目を選んで大回りしながら最終コーナーを回り、向こうの方のゴール時計を見るとまだ3:25台。ああ、上出来や。カメラを意識して外目のレーンを流して淡々とグリコポーズでゴール!

0km  0:00:49
5km  0:25:21  0:24:32  3288位
10km  0:49:53  0:24:32  3316位
15km  1:14:25  0:24:32  3308位
20km  1:38:55  0:24:30  3275位
(中間点) 1:44:08     3240位
25km  2:03:15  0:24:20  3188位
30km  2:27:23  0:24:08  3049位
35km  2:51:51  0:24:28  2903位
40km  3:16:17  0:24:26  2741位
GOAL  3:26:38  0:10:21  2640位

前半 1:43:19
後半 1:42:30
(ネット3:25’49”)

最終的には、2640位でした。今シーズンはまだサブ3.5が出来ておらず完走崖っぷちと思ってましたが、結果的には美しいイーブンペースで完走できました!(ハーフ地点から600人をごぼう抜きしてましたが、後でわかったところでは、この中に山中教授や土佐さんもいらしたらしい)
これで「還暦でも別大」の権利も獲得できました!
フルマラソンは92回目の完走(2017別大のみ30kmリタイア)、うちサブ3.5はこれで29回目です。

コースに一礼、バスタオル。あ、岩崎さんや。「グロス3:20切りできませんでしたー(;_;)スマホ持ってます?」とのこと。いえ、今日は持ってなくて。

誰もスマホ持ってないやろなーとか思いながら、なぜかそのまま人の流れに任せてトラック外周を歩いて退場してしまったのが大失敗。チームメイトは内側に居残って秦やんゴール後に集合写真撮ってました…入り損ねた(ToT)

そのまま体育館で荷物を受け取り、そそくさ着替えてシャトルバスで別府へ。久しぶりの杉乃井ホテルに7人宿泊で全員時間内完走の祝杯をあげたのでした。(^^)
これでレギュレーションが変更無ければ連続10回、60歳での出場までの権利は確保出来ました!(^o^)
2回連続リタイアした時点で別大は卒業と決めていますが、さて何歳まで出場出来ますやら。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました!
また別のレポートでお会いしましょう!

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